美容整形にもセカンドオピニオンは必要
美容整形も日進月歩。日帰り美容整形手術やプチ整形など、ますます手軽に身近になってきています。
けれども、美容整形手術はあくまでも医療の一環。安易な気持ちで臨むのは絶対に禁物です。
あらゆる情報を集めた上で、慎重に治療を受けたいところです。
とは言え、インターネットや雑誌、口コミなどは大量の情報が溢れかえる昨今、その信憑性を見極めるのはなかなか困難です。
まずは、カウンセリングをしっかり受け、きちんとしたインフォームドコンセントが大前提です。
インフォームドコンセントとは、医師が患者に対して適切なアドバイスをし、患者の同意を得た上での治療をするということ。
医師はわかりにくい医療専門用語を患者にわかりやすく、丁寧に説明する必要があるのです。
そして、さらに重要なことは、1ヵ所だけで判断しないこと。ひとつの機関、ひとりの医師からカウンセリングを受けただけで、即手術契約をしては絶対にダメ!
必ずもう一ヵ所、別の医療機関や医師のセカンドオピニオンを受けることです。
最初の機関で検査を行った場合には、その際のレントゲンやCTなどの検査結果、また血液検査などのカルテの持ち出し許可を得てください。そうしないと、次のところでもまた同じ検査をしなくてはならず、時間もお金も無駄になってしまいます。
また、持ち出し許可を拒んだり、新たに検査を求めるところ(検査方法が違うからと言って検査をし直すように言ってくる機関もあります)は、ちょっと考えたほうがいいかもしれません。
美容整形は、健康保険外医療でもあることから、リスクもお金も大きいだけでなく自己責任をも問われます。
美容整形手術は急速に進歩しているとは言え、自分に適した治療法かどうかを、複数の専門家から情報を得た上で見極めることが重要でしょう。