最近、よく言われる言葉に「アンチエイジング」があります。
人は生まれてから死ぬまで、子供から老人になるまで、常に古い細胞から新しい細胞へと入れ替わっていきます。
それはつまり、年齢(age)を重ねていくことであり、エイジング(成長あるいは老化)は、幼児−児童−青年−成年の段階を経て進んでいくのです。
子供に「大きくなったね」や20歳の女性に「大人になったね」は褒め言葉になっても、30歳、40歳、50歳と歳を重ねていくほどに、「成長」イコール「老化」を強調するばかりとなってしまいます。
美容整形の分野で言う「アンチエイジング」とは、この老化に抵抗、対抗することを意味します。ただ加齢を停止するだけでなく、若返りも含まれるのです。
美容整形における「アンチエイジング:若返り」は、老化を感じさせる最大要因であるシワ・たるみ・シミの治療に重点が置かれます。
シワに対してはヒアルロン酸やエボレンス、ボトックスなどを注入することによってシワの生成を抑制する方法がとられます。
たるみに対しては皮膚を引き上げるフェイスリフト、シミに対しては古い角質層を取り除くケミカルピーリングといった治療が効果的です。
もちろん、これらはあくまでも一般的な治療法です。個人の体質や程度によって、また美容整形を行う医師の見解によって、選択肢はさまざまです。ただ言えることは、アンチエイジングとは見た目を若く保つことで精神的にも若々しくなろう、ということなのだと思います。